不動産の共有持分とは、複数の人が共同で一つの不動産を所有している際の、その所有割合のことを言います。
わかりやすく言うと、不動産の「所有権の一部」です。2分の1や10分の1といった割合で、不動産の登記がされているものです。
夫婦でお金を出し合って土地建物を買った場合や、相続によって相続分で登記を行った場合に、こういった共有状態になることがあります。
しかし、共有の状態では、いざ不動産を売却しようと思ったときに、共有者全員で合意しなければ完全な所有権として不動産を売ることができません。
こういった状態を解消するためには、持分を購入して単独所有としたり、共有物分割という手続きをとることが考えられます。
また、相続の際には、遺産分割協議により、不動産の所有者を話し合いで決めて登記をすることが共有を避ける基本的な手段です。
しかし、一度共有状態になってしまい中々売却が進められない物件や、相続の話し合いが何らかの理由でまとまらず、共有状態が続いてしまっている物件ことは少なからずあるものです。そのような共有持分の売却も一度ご相談ください。